知らないうちに御堂筋が変わっている

先日、車で御堂筋を走っていると、
銀杏並木の木を抜いている作業を見かけました。

このところ、道路わきにある街路樹が
鳥のフン害や、落ち葉掃除の負担を理由に
伐採されています。

その流れで御堂筋の銀杏も
伐採してしまうのかと心配しましたが、

ただの植え替えだと知って
安心しました。

御堂筋の銀杏並木は
特別ですからね。

あそこに樹がなかったら
ただのでっかい道路ですもんね。

一応、あそこは大阪市の
指定文化財ということで
保全されることが決まっています。

なので、
なくなることはないでしょう。

イチョウには雄株と雌株があって、
雌株には実の”ぎんなん”がついて

秋の味覚の一つとして
ぎんなん拾いをする人を時々見かけます。

ところが、この”ぎんなん”は
悪臭を出しますし、

車が踏むとスリップの原因にも
なるので、問題視されていました。

そこで、植え替えられるイチョウは
実のつかない雄株を植えています。

御堂筋のイチョウ並木は972本あって
2013年の時点で256本が雌株。

当初、雌株は400本ぐらいあって、
植え替えが始まったのが昭和50年代。

そこからスタートして、毎年数本程度、
植え替えています。

現在の詳しい本数は分かりませんが、
およそ100本程度でしょう。

これからも、どんどん雄株に
植え替わって、


”ぎんなん”拾いは、御堂筋では
できなくなります。

まぁ、並木が残ってくれるだけで
嬉しいですけどね。

確かに実は問題あったかも。

ただ、知らない間に、いろいろ変わって
いくのは、なんとなく寂しい気持ちに
なりますね。